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2015年3月

2015年3月 1日 (日)

絶対音感の劣化

私がそのことに気づいたのは、3年ほど前、50を過ぎた頃だったと思う。

自分のよく知っている曲を久々に
自宅のピアノ(電子だが)で弾いてみたところ、
自分が頭でお思い浮かべた音とピアノから出てきた音が食い違っていた.

具体的にいうと、
変ホ長調の曲であるベートーベンの皇帝を頭の中で思い浮かべながら、
ミ♭の音を鳴らしてみたら、
自分の思っていた音より、ちょうど半音高かったのだ。

つまり、私の頭の中では、皇帝の演奏がニ長調で鳴っていたのだ。
そのことに驚いたというのも、自分は、一応、絶対音感を持っていると
思っていたし、昔はそんなことはなかった。

小学校の1年の頃だったか、ピアノ教室のピアノの音を聞いて、
自宅のピアノと音の高さが違うと指摘したことがあったし、

複雑な和音の構成音を当てるテストでも、5~6音程度は判ったし、

ピアノの標準的音から、ピッチのずれ大きい交響曲とのかの演奏は、
頭の中の基準音とのずれが、すごく気になったし、

新しい合唱曲を憶えるのに、楽譜をもとにピアノで弾いてみないと
曲が判らないというのだが、もちろん、ピアノなどなくても、
音符に対応する音程を頭の中で思い浮かべることができるので、
頭の中だけでメロディーを把握することができた。

それなのに、今は、ずれてる~~~
私の絶対音感は消失してしまったのか???
と、少しショックであった。

しかし、詳しく状況を見ていくと、
決して絶対音感がなくなったのではなく、
頭の中の基準音がずれてしまったのだということが判ってきた。

この「症状」は、もしかすると、
絶対音感は、頭の中でどのように実現されているのかを知る上で、
何かヒントになるのではないかと思うのだ、

次回、もう少し、どのように「劣化」したのかについて、
詳しく見ていくことにしましょう。

ではでは

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