屋上カメラの固定方法
NHKや民放のビルの屋上には、
屋上カメラ、あるいは、情報カメラ、お天気カメラ
なるものが付いていて、24時間、周囲の状況を映している。
で、地震のときなどに、この映像を放送で流すことがよくあるが、
それほど大きな震度でないのに、ブレブレの画像で、
何が映ってるんだかサッパリ判らないし、
実際に周囲がどれほど揺れているのか、について
何の目安にもならないという代物である。
映像がぶれる理由について、ネットのQ&A等、検索してみると、
屋上あるいは、屋上の鉄塔にあるので、地上より揺れやすい
などと書かれているが、はたしてそう言う理由だろうか???
確かに屋上や鉄塔の揺れは、地上より大きいだろう。
しかし、あの映像がぶれは、単にカメラが振動しているからではなく、
カメラの向きが回転するように振動している事によって生じているのである。
手ぶれ防止機能のないビデオカメラで歩きながら撮影すると映像がぶれるのに比べ、
人間の目ではぶれが感じられないのは、
視線がある目標物にロックされて、目玉の方向が動かないからだ。
カメラの映像がぶれるのは、カメラに回転方向の振動が加わって、
レンズの向きが変動することが圧倒的に大きな要因である。
では、屋上カメラの取付はどうなっているのか?
実際見たことはないのだが、
想像するに、屋上カメラの取付の強度は、
台風や地震でカメラの方向が曲がったり、はずれたりしない
という程度の条件で設計しているものであろう。
屋上にカメラつけてね! と業者に普通に頼めばそうなる。
しかし、地震でもぶれない、という条件を課すと要求される強度が、
大幅に変わってくる。
手で叩いてもビクともしないくらいの剛性が必要になってくるのだ。
それは、施工費用にも関係していくるし、通常はそこまで考慮しないはずだ。
阪神淡路大震災では、倒れたビルや横倒しになった高速道路の映像を見たが、
すべて、地震が終わったあとの状況である。
それらが地震によって、どのような挙動を示し、
どのように倒壊していったかを示す映像は皆無なのである。
もし、それらが撮影されていたら、
今後の防災対策上にも大きく役立つものとなったに違いない。
そう考えると、都市の中心部にあって、
24時間回しっぱなしの屋上カメラは、大変重要である。
大地震発生時に、大変貴重な映像をとるかもしれないのだ。
是非とも、カメラの取付金具の剛性を高める改良工事を実施してほしいものである。
できれば、ぶれ補正付きのカメラだとなお良いだろう。
これは、私がお願いするという問題というよりも、
放送会社にとって、大きなメリットがある事なのである。
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